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盛大で体育会系なピットの声援に、鈴木明子選手の笑顔が深い。
ニヤリ、と、まるで悪役女優のような挑発的な笑顔は、氷上ならではの『役』に入った彼女の別の顔だ。
謙虚な平素の姿とは違う、ベテランならではの凄味が覗く。
帰路の車両内でリード姉弟(キャシー・リード選手、クリス・リード選手)のSD四位発進を伝えるWebニュースにヨッシャ、と腹の内で拳を握って帰宅。
しかして、帰宅しテレビを点ければ連日のマスコミ対応等、諸々の雑務に滑る前から疲労困憊の高橋大輔選手(「高」の字はハシゴダカ)が映り、一気に不安に襲われた。
3種類の4回転ジャンプを跳ぶ男、ケヴィン・レイノルズ 選手がコケるわ。
何かを間違ってシングル選手になったようないいガタイのブライアン・ジュベール選手が滑ると、あんなに広いリンクが小さく見えるわ。
現コーチのお父上に似てるような似てないような無良崇人選手は、得意のジャンプが決まらないという波乱の男子シングルSP。
高橋大輔選手が絶不調なのは見るからに明らかで、ジャンプの転倒を持ち前の体育会系根性(個人戦より団体戦の方が精神力を見せる)で堪え切ったとはいえ、コケそうでコケない唯一無二のエッジワークに今日ばかりは本当にコケるのでは、と気を揉む始末。
女子は大丈夫とタカをくくっているところに、出場選手発表記者会見で「でも、個人競技なんで」と言ってのけた浅田真央選手がよもやの乱調。
これは諦めた。
しかし、フィギュアスケート国別対抗戦。
日本のラスボスは、この人だったのだ。
裏番長呼ばわりも、この際、笑って許されるに違いない。
この、『とめ、はね、はらい』が丁寧な書道家のような几帳面な演技。
眼力も採点対象にしてもらいたいほどの、熱い眼差し。
深い笑顔とセットになった深く、普通の女子選手には到底不可能な姿勢制御を要するコリオグラフィ。
オトコマエなあっこちゃん、全開!
この熱演に応援席の選手たちが盛り上がらないはずもなし。
宴会部長、高橋大輔選手の即興殺陣(だよね?)があまりにも見事に決まった瞬間、キミが滑ってたときのあの心配、今すぐ返してくれよと言いたくなった。
こりゃ楽しいぞ。
結果オーライ。
暫定一位。
伝える松岡修造氏も当然、熱い。
FSも引き続き、期待していいかな?
全開のあっこちゃん。
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