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ヒュー・グラントといえば。
日本でブレイクしたきっかけは映画「モーリス」だった。
ジェームズ・アイヴォリー監督作品。
で、ジェームズ・アイヴォリーが気に入ってる、と云ったら即座に「ホモ映画が好きなのか」などとぬかしやがった野郎に酒をぶっかけてやりたかったのは、新宿三丁目の酒場(二丁目ではない)だったな。
そもそも、『それ』を揶揄に用いることが、ホモセクシュアルに失礼だったんだよ。
でも、まぁ、酒ぶっかけなくてよかった。ありゃあ、先輩だったから。
発言は、軽い気持ちだったのも知ってる。ふた昔も前の噺だ。
「モーリス」も観たが、あれはヒュー・グラントを押し上げる売れ筋だった。
本当は悪くない映画だが、どうも近年とくに市場が膨らんだボーイズラブ産業の延長上にカテゴライズされたような、気分の良くない事象がみられる。
当時、アイヴォリーで衝撃を受けたのは映画「熱砂の日」。
ちょっとマニアックらしく、DVDが見当たらない。
確かに解りにくい。
解らなかった、と云ってもよい。
何を結論だと思えば正解なのか、わからん。難解で。
が、しかし、おもしろかった。
「モーリス」が大当たりしたので誤解されがちだが、アイヴォリー作品では、強い女が柱になるようだ。
女が強い。そして、辛い。
ハッピーな映画も手掛けるが、若手時代にはヨーロッパやアジアでの活動期間が長く、アメリカ映画では受け入れられにくい困惑のなかで幕を閉じるような作品が上手い。
まだ観ていない作品がゾロゾロ。
ハマると凄いことになりそうだ。
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東洋と西洋の両面性を持つインドを舞台に、異文化間の伝統、習慣、思考の衝突をテーマとし描い... |