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ラフォーレ原宿。
「天野喜孝×HYDE展」。
『×』っていらんわぁ。
女性の気を引くには『×』多用か。
こういうのんは、『V.S.』ちゃうんかな?
天野喜孝展、いうてもなかなか買わん人間には敷居が高い。
こういう企画で大衆向けにやる、いうのんも一興なんやろね。
行ったがな。
あたりまえやん。
タツノコプロで描いてはった頃から、大好きですやんか。
パンフレットは画集やからね。
最も値段の安い天野喜孝画集。
なんやろな。
天野ワールド、いうか、電通さんのリクエストなんか。。
HYDEサンが「吸血鬼ハンターD」(菊池秀行著)とか「キマイラ」(夢枕獏著)の挿絵の世界に写しこまれたカンジ?
確かにHYDEサンで「D」はいける。
似合う、にあう。
顔は理想的なんちゃうかな。
ただし、実際には身長が、な。
Dは大きいからな。
つばひろの旅人帽。
ひるがえるマント。
背に負うのは反りのある長剣。
えっと、菊池秀行氏のイメージは、ホンマは三度笠。
天野喜孝氏の作風によって、若干、洋風になった。
途中、紛れ込むように展示された幼い人物画に出会う。
モノクロのやつな。
もしかして、HYDEさんの息子?
しかし、HYDE人形らしきオブジェは、率直に云うといただけない。
天野ワールドが綻ぶ瞬間。
そういうHYDEファンサービスは、絵画展ではツライ。
呑みこまれそうな、圧倒的なモノクロ作品。
天野喜孝なら、金だよね、な金箔の迫力。
職歴がノウハウを培ったように思える、アクリル板の仕掛けは裏面もおもしろい。
絶対的な存在を見せつける、大型のモロクロ画。
習作と思しい作品も、ひとつひとつ筆の軌跡が楽しめるのは、原画展ならでは。
墨絵の怪かしに見入っていたところ。
熱心に説明する男性の声がする。
しかも順路を逆行してくる。
なんやろ、なんやろ。
見ると、目前に渋いオッサンとお客さんが。
現れ出ずるは、来賓を自ら案内する天野センセイ。
前後に誘導担当ではない種類のスタッフが居てる。
なんや知らんが関係者らしいので、やり過ごす一般客。
ちょっと煩いと思いつつ、見なかったことにする一般客。
おいおい、みんな。
それ、天野先生やん。
絵を観るより、もっとガン見してもうたやんけ。
来賓の、たぶんエライひとに、それはそれは熱く説明を続ける天野センセイ。
思わず、一緒に逆行したくなったが、堪える。
これなぁ、握手くらい求めてもよかったんやろなぁ。
イベンターて、すぐ「アカン」言いそうやけどな。
そやけど、テレビ局も名を連ねる美術展にしては、穏やかやったな。
声、掛けさしてもらえばよかった。
後悔、先に立たず。
もう、40年来、拝見してますよってに。
いきなり天野喜孝、降臨。
センセイ、生で見ても男前やなぁ。
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