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映画「僕の彼女はサイボーグ」。
『彼女』シリーズ、ということだが、綾瀬はるかちゃんのPVってことでいいかな?
魅力や特技を十分に引き出している点で、優れていると思う。
何よりロボット的動作の面で、かなりな努力、というか器用さを発揮していることが驚きだ。
小出恵介くん扮する北村ジローは一見、ストーリーテラーのようだが、主人公の片方という点を除けば客観と主観が行き来していて曖昧だ。
立ち位置はともかく、流石に芝居の面では曖昧さは感じさせず、ヘタレ道をブレることなく表現していて安心して観ていられる。
オタクでヘタレでどうしようもない筈なのに、愛すべき男に仕上がっていていい。
しかしながら作品の内容はというと、もう、どうしたらいい? という場面が次から次へと展開。
そもそも彼女(綾瀬はるかちゃん)て『サイボーグ』ちゃうやん。
それ、アンドロイド(人造人間)。ヒューマノイドでもええけど。
科学設定考証、スタジオぬえ呼んで! て、ちゃうか。
まぁ、これ、ゴロがええから『サイボーグ』やねんね。
ほんで大地震は『だい』地震やのうて、『おお』地震やんけ。
いうか、もう、いろいろ。
冒頭からもう、なに?
それ、「ターミネーター」! とか「スプラッシュ」? とか。
そこ「アメり」か? とか「プリティ・ウーマン」かいな? とか。
「人造人間キャシャーン」やないやろな? とか。
『彼女』てR2D2なん? とか。
「アンドロイドお雪」要素? とか。
「千と千尋の神隠し」やないかいな、いや、「夢」か? とか。
おもいっきり「ブレードランナー」やんけ、とか。
そんなん「2001年宇宙の旅」やろ? とか。
だから、「メトロポリス」やろかいな!
いやいや、ぜったい、まだあるで、まだ。
とか、もう、忙しいわいな。
神戸市やその辺りの地域の団体などの協力を得て制作しており、阪神淡路大震災に考慮してか大地震の描写では全く『死傷者』の映像がないことも特徴のひとつではある。
しかし、東日本大震災のこともあるので、その点は微妙。
テレビ放送だからカットされたか? DVDで鑑賞していないので不明。
キャスト面では豪華、と云えるか。
ハイテンションなキャラクターが貴重な遠藤憲一さん。
出演時間は短いがいいね。
コワイ役が多いからな。
吉行和子さん、おおいに郷愁をそそる。
ああいう山村の出身でなくても、そこに帰りたくなるやん。
役の上では老女やけどお若いよなぁ。ほんまに。
実年齢にビックリ。
女優てすごいわ。
しかし、竹中直人さんが世間のイメージそのままのステレオタイプな役柄。
面白いんだが面白くない。
桐谷健太くん? はいはい。
ハリウッド映画やったら、大地震の場面で真っ先に倒壊するビルの下敷きになるお調子者キャラやね。
とりあえず、顔、濃いで。
地顔の濃さを全面に活かしました?
パクリ関係に目をつぶれば、わりと楽しめる映画。
が、重要であるはずのポイントが欠落。
『彼女』が『彼女』を取り込んで、『彼女』になりすます理由が見当たらない。
なんでや。
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