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テレビドラマはね、楽しまんとイカンからね。
アレがナニや、とかにイチイチ気を取られんように気をつけて(なんでやねん)観る。
ドラマ「激流」はこんがらがったまま5話目。
とりあえず役者は揃ってるんで、芝居は観とかんと勿体ない。
で、まぁ、な。
時間の経過とともに変わってゆく、彼ら(彼女ら)を楽しめ。
誰にでも距離を取る硬さが砕け、過去への怨嗟が空回るほどの親愛と綯い交ぜになってメンドクサイけど、かわいくなる美弥(ともさかりえちゃん)。
自虐的で冴えないオレ、なサバ(山本耕史くん)が、同窓生と久々の交流を続けるうちに優等生らしい理屈っぽさが復活してくる様。
ひとを疑ってナンボ、の職業意識で同窓生にも業務用対応だったハギコー(桐谷健太くん)が、会話中に手なぐさみも出る弛緩。
人工的な生活感が綻び、噴出する積年の不満と不安に身悶え、踏み込んでくる同窓生たちを憎んだり縋ったり忙しい貴子(国仲涼子ちゃん)。
自意識が過剰気味で憤懣溢れる日々から徐々に浮上し、周囲への情に目覚め始めるも、いろいろ上手くないサンクマ(田中麗奈ちゃん)。
5人のなかで、ちゃぁんと時間が流れてる。
が、しかし。
出来うる限り大仰に芝居がかって見せるのが巧者、とされがちなテレビドラマの画面で、彼らのこの、非常に細やかな仕事は見過ごされたままになるだろう(標準語!)。
番組全体の経過としては、なかなか時間が流れてくれへん。
いろんな台詞回しのなかで、同じフレーズを複数回繰り返して言うやんか。
倍の時間、かかってまっせ。
旭村先生(武田真治さん)は、芝居がかっているように見えて実は恐ろしいほどにリアル。
人間、狂気に捉われてしまうと、ホンマにあんなんなるねんで。
な、怖い?
彼は実際に、ああなった人を見て知ってるんやろか。
最近は、音楽に情熱を捧げるあまり芝居に興味を失ってはんのか、思てました。
えらいスンマセンでした。
そんで、あの不思議メイクと車椅子によって、渾身のリアル芝居がコントに変換。
警察署内にもフシギあり。
部下の下半身事情、リアルタイムで知ってる佐分利さん(日野陽仁さん)、怖すぎ。
もしや部下の身辺に盗聴器でも? って、それ「絶対零度2」。
瀧河さん(違う)、アンタ盗聴されてまっせ。
ハギコー(桐谷健太くん)の刑事どうしの喧嘩は、もっとフシギ。
ふた昔ほど前に流行った極道ものビデオドラマとかの、鉄砲玉クン登場場面やね。
キャラ紹介がてら見せる喧嘩シーン、なテイスト?
お陰さんで、失笑。
予告編で使っとった襟を掴んで壁に叩きつけるショットは、感情的でリアルな緊迫感あったんやんなぁ。
そこから何でまた、チンピラバトルシーン?
オッチャンの襟首掴んだところで上官に叱責される芝居に飛んでしまえば、尺も無駄にならんやん。
「警部補を殴るとは」一言で、事の顛末はわかる。
そんなこんなで、後の「佐分利さん!」呼びながら刑事が部屋に飛び込んでくる場面。
佐分利さん二人いてるから(違う)、いう笑いどころやのに、突っ込む気力あれへんかったから。
みんな就業時間中に私用電話し放題やし。
サンクマ(田中麗奈ちゃん)にいたっては、仕事放棄して私用外出するし。
お父さん(二階堂智さん)、ひと気のない場所に幼い娘おっぽり出して行ってまうし。
たった一言の拒絶で間男刑事サン(桐谷健太くん)、オンナ(ともさかりえちゃん)置き去りにして来る薄情者(いうか、芝居途中でちょん切った?)やし。
まるで芸術家はどいつもこいつも幼稚な人種、と決めつけんばかりの台詞とか。
ココでは全部『あり』やねんなぁ。
変わってこちらはホラーからサスペンスへ。
これで一緒になれるね、な留美ちゃん(佐津川愛美ちゃん)。
その台詞、言うなら自分の腹も刺してから。
で、サバ(山本耕史くん)の生死は、予告編でまるわかり。
一週間のあいだ気を揉むはずの、ファンのみなさんの楽しみが一挙消失。
いうか、山本剣豪、あっけなく無抵抗で刺されるの巻。
それは、違う意味でオモロイ。
美弥の弟、研二(高橋一生くん)の思わせ振りな画が増えて、この番組もそろそろお時間です。
こう、解明への糸口をお茶の間に示したい頃合いや。
ほな、視聴者の注目は、キッパリそっち側へ振り向けて頂いても。
こうゴチャゴチャしてると、めっちゃ端折らんな時間、足りひんような気がしてる。
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