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当ブログサイトをステルス広告とお疑いの向きや、某俳優さんのファンサイトとお考えの向きには、ひとつまえのログはかなりのマイナスイメージになったかと思う。
テレビ観てるやつ(視聴者)なんて、どうせバカなんだからといった思考傾向の自称ギョーカイな向きにも、うっかりアクセスしちまったりした日には、さぞご立腹のことだろう。
まぁ、先日は、さる清らかな行いをなさっておられる方のリンクを外していただいて(ウッカリ貼っちゃっただけらしいが)、ご迷惑にもならぬようになったばかり。
美辞麗句で褒めあげる善人でないところを早くも露呈してしまったか。
オイラ、腹ぁ黒いんだ。実はよ。
言ってやったぜ。
ワイルドだろ?(スギちゃんで)
無駄な冗談はこのへんで、よしにするとしよう。
キャストに同情する、と云ったばかりだが、テレビドラマが1クール1シーズンに定着した今日、最終回の1話手前の演出家にも深く同情する。
例外もないわけではないが、盛る一方のエピソードがいよいよ大詰めで切羽詰まり、最終話前の消化試合とばかりに捌かざるを得なくなる傾向が顕著であるからだ。
実に気の毒な話じゃないか。
せいぜい詰め込んできた「Wの悲劇」7話は、悲しいかな膨張すること止む方なし。
これまで忍んできた妾胎の身を遺産相続に絡めて俄かに蔑まれ、首筋がうっ血して血管が浮き出るほど力の入った高橋一生さんの間崎医師。
そこまでやると後で喉にひびくであろう熱演も、詰め込まれた時間のなかに追われるばかり。
隣に腰掛けるにも、さり気なく松下由樹さんに幅寄せをして女性に軽い繁おじさんを演じて見せる金田明夫さんの芝居にも笑う隙なし。
幅寄せされながら大富豪の相続騒動に呆れ果てる一条春生の、唐突な場面参入を無理矢理にでもリアリティに転じなければならない松下由樹さん。
和辻みねの揺るぎのないこと大樹のごとき野際陽子さんの、淑枝(若村麻由美さん)との遣り取りにだけ巧みに見せるオフな空気にホッと息吐く暇(読み「いとま」)もない。
教諭の身でありながら、脈絡とぼしく女にナイフをチラつかせて脅し始めた日高賢一(阪田マサノブさん)の突飛さにツッコんでいる場合でもない。
弓坂刑事(桐谷健太くん)が唯一、こっそり甘えることのできる相手である西田刑事(岸博之さん)の出番はそれだけかよ、と嘆く間もない。
気の毒な噺だろ?(スギちゃんで?)
最終回は落ち着いてくれるんだろうね? 「Wの悲劇」。
ちゃんと観るさ、録画してでも。
いい視聴者だろ?(スギちゃんで?)
最後に暴かれる真犯人は、やはり原作に則っているのか、とか。
母淑枝(若村麻由美さん)に、その悲しみを絞りだすように訴えるのは、倉沢さつきに憑かれた摩子(武井咲ちゃん)なのだろう、とか。
最終回も予告編の話題づくりに一役買っている弓坂を演じる桐谷健太くんは、以前の出演作と同じパターンを展開するはずもない。
きっと、瀧河刑事の刺された場面のような小奇麗な(「濡れ場だ」と発言したことは記憶にある)画にはしてこないだろう、とか。
オールアップ前に収録の番宣では、弓坂の昏い面差しで重い空気のままバラエティ番組に登場した桐谷健太くんが、オールアップ後の出演番組では、すっかり弓坂が抜けて『営業仕様の桐谷健太』に変容していることに感心したり、とか。
まぁ、かなり弓坂刑事のさつきストーカーなみに最終回を楽しみにしている。
2011年末は演じる役にとり殺されそうで画面を見ていて不安を禁じ得なかった桐谷健太くんが、今は弓坂が破滅していく様を楽しめているらしき状況に役者ってすげぇよ、と感動したり、とか。
なにしろ、ケンタマニアの自覚はあるんだからね。
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