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「Wの悲劇」放送開始前、武井咲ちゃんの芝居に期待する視聴者は、あんまり無かったやろう。
失礼な? ごめんな。
たとえ、記者発表で共演者がベタ褒めしてもや。
そら、一緒に仕事してんねんから、褒めるやろかいな。
ところがドッコイや。
イケてるわ。
やるな、お嬢さん。
あんねぇ。
二人の人物を演じ分ける、いうところだけに重点を置きたい制作側の気持ちはお察ししまっせ。
しかしやね。
一つの人格しか演じられんかったら、一生涯一役しかできんやろ?
なんや、クサしよんねやったらエエわ、て?
ちゃうちゃう。みなまで聞きぃな。
そこしか褒めてあげへんのがオカシイっちゅうねん。
極端な人格の落差を演じることが、然程、困難でない点は以前にも熱く語ってんけど、これだけ細かく演じ分けてくれれば納得や。
顔は変えやすい。
メイクも変えられる。
表情も操れる。
操れる、前提で云うとく。
後ろ姿。
変えられそうで変えられへんで、これ。
背中を向けた映像で、さつきと摩子の区別ができる。
これは、なかなかのもんやんか。
確か、板前の役で料理してる後ろ姿が板前に見えんとイカン、いうてビデオ撮って料理の練習してた俳優さん、いてはりましたよね? 弓坂刑事(桐谷健太くん)?
立ち姿、歩き方、頸の伸ばし方、関節の動かし方。
同じ体格でも、人間は長年の生活で全然ちがう身体になる。
マリリン・モンローが阿保なブロンディの役作りするためにも、実は解剖学の勉強して頭使こてたんは有名なはなし。
ほんで、何が難しい云うてね。
芝居で難しいのは、無意識を意識的に演じるところ。
なかなか出来へんで、これは。
冒頭からキタもんな。
母親(若村麻由美さん)からの電話に、動揺しつつ平静を装って応答する摩子(武井咲ちゃん)。
上手やわ。
まぁ、分かり易いテクニックで作る芝居やと思うけど、この『技術』を不自然にしない技術が、この子に何時の間に備わったんやろう。
とっかかりで、キタね。
ツカミはOK、いうヤツな。
この子、この間までテレビの箱の中で、ほんの子どもやったのに。
わたしは芝居で食べていく、いう覚悟が出来たんやろうか。
齢わずか18にして、迎えた天王山。
このドラマの評価で、おそらく今後の戦略は変わる。
まぁ、未公開の三池組もあるけどね。
腹をくくれば、女の子は強い。
若い娘は無敵や。
アイドル業と違う、一生モンの仕事にせんならん。
心の機微を気を抜くことなく丁寧に表現するには、気持ち先行でもアカンし、『お芝居してます』レベルやと共演のベテラン勢から浮いてしまう。
ここでベテランが脇を固めてカバーしました、言われるわけにはイカンねんな?
『お芝居してます』美少女から、一気に演技派を目指すんは胆力がいる。
いっぺんオカシクなってまうやろ。
大変やね。
「Wの悲劇」、かなりイケてるわ、咲ちゃん。
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