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圧倒的なのだ。
他を圧倒する人物を演じているのだから当然か?

圧倒的を放つ。
伊東四朗さんに打たれようとも、成す術もなく。

始まった「平清盛」
松山ケンイチくんなら、外すことなどないだろうと。
信頼を持って鑑賞したわけだ。
大河ドラマの通例で主人公は幼少期から描かれるため、第一話では主演俳優の出番は少ない。

しかし、流石の豪華な布陣には不足などないわけであるからして、とっくりと観る。

腐っても鯛
全てに念の入った大河ドラマ製作。
俳優陣の念入りな役作り当然のこと。
誰が、といって軽い芝居があるわけでもない。
聖子さんには、宮中の立ち居振舞いを今少し時間賭けて差し上げて欲しかったが。
不満はと云えばその程度のことだ。
画ヅラが汚い、などと勘違い発言が某方面から発せられたとかは、黙殺されるがよろしかろう。

そして、圧倒的なるかな白河法皇(伊東四朗さん)
この惜しみなく投ぜられる名優達の気迫の中で。
悠然と据わる不落の城塞のごとき、大いなる存在は。

長い年月を描く大河ドラマの中で、この絶対的風圧が退場していくとは、今から残念。

圧倒的なのだ。
伊東四朗さんが。

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