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今ここに、木村拓哉センセイのテレビドラマ2話目を楽しみにする自分がいようとは!
人生、何が起こるかわからぬものだ。
ドラマ「安堂ロイド」、B級SF上等。
心踊る、このウソ臭さよ。
敢えてC級と呼んでも差し支えないかも知れない。
2話鑑賞済みだが、1話後の噺をちょいとばかり。
1話放送直後からさっそく色々と物議を醸すあたり、流石の『キムタク』注目度か。
「安堂ロイド」がB級SF臭で大コケの予感、とやらの文句をお書きのライターがA級SFの概念を理解なさっているとは疑わしい。
お詳しいのならば、ぜひ庵野秀明氏などに単独ロングインタビューして、喧嘩ふっかけてきて頂きたい。
読者として歓迎する。
いかにも台本あるいは台本の写しを受け取り、オンエアを観ることなく1話放送直後に発表すべく『準備されていたかのような』コラムが、絶妙のタイミングでネットに載っかった。
いや、もし執筆中にご覧になられていたとしたら、お詫びしよう。
ご覧になった「安堂ロイド」1話の内容を把握できなかったのだろうから。
露骨なネガティブキャンペーンだが、このご時世、効果は絶大の模様。
『B層』扇動。
嗚呼、芸能界、恐ろしや。
ついでに言やぁ、パクりも上等。
ハリウッド映画のよう、ではないのだよ。
ハリウッドの映像づくりが日本のアニメーションを模倣したり、バトルシーンは香港ピープルに負ぶさっているだけだ。
脚本にすら事欠く近年のハリウッドが、黙ってジャパニメーションをパクり出し、いやいや『影響を受ける』ようになって既に長年月。
そうそう、某パクりまくり活劇映画の日本向け広告で「日本よ、これが映画だ」なんてやらかし、盛大に口からゴハン粒を噴き出させてくれたことは、記憶に新しい。
ハリウッドお家芸、模倣。
影響を受けまして敬意を表明します、って言っときゃ何でも出来る。
古くは「荒野の七人」て、「七人の侍」。
「スターウォーズ」って、「隠し砦の三悪人」だぜ。
これらは有名なパクリだが、あげつらうと枚挙に暇がない。
因みに「マトリックス」で有名なウォッシャウスキー兄弟(現在は姉弟)は、日本の劇画(漫画)オタクでジャパニメーションファンだ。
共有、共感欲求の強い日本人は、「おんなじ考えだね!」って言われりゃ知恵も技も何もかも、いとも簡単に差し出してしまう癖がある。
ビジネス巧者の香港ピープルは、そこいらへん、どう立ち回っているのだろう。
うむ、毎度の脱線だ。
ドラマ「安堂ロイド」成功のボトルネックは、トレンディドラマ方式のラブロマンスを脱却できない『キムタク』ブランド活用法に他ならない。
木村さんのファンの方に愛されてきた(ような気がする)作風とやらを一掃する勇気が、ご本人以外の関係者にどれだけあるか、ってことだ。
無名の、あるいはイメージの固定されない俳優で製作すれば、ゴールデンタイムのドラマの新風として面白いに違いない「安堂ロイド」。
これまでの作風や過去のドラマのファン層に縛られることがなければ、木村拓哉さん主演でも新しい風は呼びこめた筈だ。
『キムタク』ブランドで振り幅を狭めている原因は、誰の思い違いだろう。
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バブル時代の匂いを無理やり取り戻そうとすると、ドラマがダレる。
一昔前のヒット作にあやかろうとして、コケるドラマが見受けられる中。
コイツもそうなのか、と前評判どおりの残念さがチョコチョコ。
ドラマ「安堂ロイド」は主人公ふたり(木村拓哉さんと柴崎コウちゃん)の恋愛場面が、やたらと長い。
リアルタイムの流れがぶった切られて、エライめんどくさい。
短めに刻んでインサートしてたら、婚約者を亡くした喪失感が出るやろうに。
ヒロインの一人芝居も1/5くらいに収まったら、かえって感情が鮮明に出たやろう。
ダラダラしとる。
1話演出は、「ブラッディ・マンデイ」の波多野貴文さんやんか。
もったいない!
もっとスピーディな芝居撮るんちゃうん、このひと。
バトルシーンとSFな場面は、流石のセンスやのにな。
ダレる主要因はバトルシーン以外の編集。
緩急の『緩』が長い。
もったいない。
残念な登場をしてしもたんは、『謎の美少女』(桐谷美鈴ちゃん)。
もっと神経逆なでする女子高生風なんか、非人間的にするんか。
めんどくさい奴にするんか、不気味な奴にするんか。
置きどころがハッキリせんから、ツカミが学芸会色になった。
このキャラクター、登場シーンは何を狙った?
極めつけの残念場面が、破壊的や。
ヒロイン(柴崎コウちゃん)のお詫び会見場面。
これが、けしからん。
情報漏洩のお詫び会見で、謝るどころか記者のプライベート情報を暴露し、あまつさえ冷笑。
これこそ『訴えられる』。
想定内のヤジに、なんで子どもの喧嘩売る?
広報がこんなんやったら、信用失うで。
他者の私的情報を無断で公開。
この手口、古くはワイドショー、今はSNSの悪意ある拡散といっしょか。
おお、こわ。
プライバシーに対する意識、やな。
人口知能が目覚める無垢な愛のドラマ、いきなり世俗の垢がちらほら?
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オモロイやん。
アホなパクリも含めて。
堂々とパクり。
全部、ネタ元に許可得たん?
やれ「ドラえもん」や、「ターミネーター」や、それ「ガリレオ」やとか言われてたけど。
もう、めっちゃ確信犯やんか。
こら仰山、SF映画のタイトルも挙がるやろ。
一番ウケたんが、「必殺仕事人」と「ターミネーター」掛け合わせたヤツやな。
残念ながら公式パクリ情報の「レオン」は、まったく共通要素なしで、公式勘違い決定。
ヒロイン(柴咲コウちゃん)は子どもやないし、本気でパクるんやったら牛乳の一気飲みせんならんやろし、『お友達』の植木鉢もない。
タイトル原案(今、知った)「アンドロイドは夢を見るのか」も笑わなしゃあない。
おいおい、某小説のタイトルかい!
それとも「metropolis」(ラルクアンシエル)の歌詞か!
で、未来から来てんのに武器が現代の拳銃やのは、何を狙ってる?
武器は現地調達なん?
一時的にアンドロイド(木村拓哉さん)が凶暴化、いうか強化されるシステム名は『ASRASYSTEM』。
アスラシステム、アシュラシスエム、阿修羅システム。
ナイスネーミング。
もう、あんた、それジャリ番(子供向け戦闘番組)か?
や、SF考証に庵野秀明さんな。
他2名(略してスマン)?
うんうん。
萌え系の女の子、ガッチリ配置してるもんな。
え? そこやない?
いや、新たな視聴者開拓には、そこがポイントやろ。
筆者は「ヱヴァンゲリオン」には惹かれたことがあれへん。
観たい、と思たことが一度もない。
だいたい、なんで『エ』やないねんな。
しかし、彼はガンダマーであるわけで、きっとSF映像作品への嗜好性には親近感を持つことができるんかも知らん。
その時代に思春期を過ごした者の嗜好傾向として、馴染みの皮膚感覚らしきもんがあるんやろうな。
とりあえず、テレビドラマとしてのSF考証面で、「安堂ロイド」に苛立ちを覚えることはない。
観やすい。
バトルシーンはスマートやし、カメラワークやCGの入れ方は「マトリックス」をパクる「仮面ライダー」をパクったような面白さ(褒めてる)。
『安堂ロイド』のダジャレのために主人公(木村拓哉さん)はアンドロイドと呼ばれてるけど、ほんまはバイオロボット(生体ロボット)。
生物とも言える肉体組織を持つ人工知能の変化、つまり生物的な成長が、ドラマの題材として違和感なく生きるかどうかは勝負どころ。
恋愛の経過は変化(成長)の表現手段やから、盛り込み過ぎんことを願う。
で、出演者面。
期待しとった遠藤憲一さんの初回からのご活躍は、めっちゃ嬉しい。
その渋い声で、たんとモノログ(独白)してください。
ちょっとコメディに踏み入る寸前ギリギリの芝居、ストーリーと関係なくスリルありますわ。
もうひとり、期待の出演者は大島優子ちゃん。
ええな、この子。
さり気なくなんでも出来て、安心するわ。
長い芸歴を伊達、とは言わせたないやんな。
それにしてもなぁ。
よもや、木村拓哉さんのドラマを真剣に見届ける気になるとはな。
仕事熱心な人なんは、分ってる。
単に好みの役者さんやないんや。
ゴメンな。
今回ばっかりは人間様と違うよって、芝居も『キムタク』で押し切られへんねんな。
SFやもんな。
ヒラメキの降りてきたまま、いうわけにはいかん。
自分がどう見られたいか、やなくて場面がどう見えるか。
これが全てや。
主な説明要素を1話目にギュウギュウ詰め込んだのは、よかった。
後にこぼすと、後半がはしょってまう。
色々ツッコミながら、意外とこれはイケるのか。
はたまた、2話目で一気にグダグダになるのか。
とりあえず、次回も観てみよう。
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