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読んで楽しい、腹立たしい、どうにもこうにもアホらしい、勝手でマニアックな映画評、ドラマ評。 Copyright (c) 2011 theosakaspirit. All rights reserved.
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オモロイやん、「ストロベリーナイト」1話。
安心して観てられる、いうのんは不思議な表現かな。
まぁ、実際、安心。

スペシャル版で確立された世界観や役作りは、ぬかりなく継承。
再演として違和感を感じさせないうえに、単発ドラマでの硬質さを密かに薄めている。
ことに、橋爪管理官(渡辺いっけいさん)今泉警部(高嶋政宏さん)には、そのあたりの改変が委ねられているようだが、見事に微調整。
流石手練
出番は少ないが、警視庁捜査一課で班長のくせに色シャツ日下主任(遠藤憲一さん)の微軟化にも、今後は期待。

そして、優しくて可愛いのが主路線だった竹内結子ちゃんの、気持ちの良いオトコマエっぷり、完全再現。
これで暫くの間、オトコマエ女優でイメージが固まりそうだ。
当たり役に巡り合うのも、良いのやら、気の毒なのやら。
当然、視聴者としては、このオトコマエっぷり、おおいに堪能させていただく。

『姫川』なんて少女漫画風の名を名乗るうえ、男勝りも自立でき過ぎてくれてしまうと鼻につくが、バランスの良い役回り。
姫川主任(竹内結子ちゃん)甘え上手
石倉巡査部長(宇梶剛士さん)には『保さん』なんてファーストネームで呼びかけて、長兄のように、あるいは父の如く甘えたり頼ったり
菊田巡査部長(西島秀俊さん)に至れば、その名を呼ばわるだけで彼女の要求を細大漏らさず汲み取り、あたかも従者
西島秀俊さん、当面、C●での配役ボディガードですな。

とりあえず、強気な警部補ながら、そこはかとなく可愛らしさを醸し出す姫川玲子。
かなりの鼻っ柱ではあるが、可愛げがあるので愛せるオンナだ。

21時のドラマのくせに、やっぱり殺人事件はへヴィ「ストロベリーナイト」1話。
ご遺体、真っ二つ。
鯵のひらきかよ、と思ったら、台詞同じことを言う。
不謹慎だよ。いやいや、そこがイイのだが。
真っ二つの遺体。放送しやがったよ。
しかも動物の死骸も真っ二つ。
やりますな。

過去の事故の被害者も、ワンシーン登場するだけで役作りシッカリ
電動車いすの操作は、短い時間でも練習に励まれたか。
なんだ。随分二枚目だと思ったら、被害者の多田さん、深水元基くんではないか。
座っていると、その高身長がわからないので気付かなかった。

姫川の引きずる過去も盛り込んでいく。
二次使用、いろいろ。

姫川少女時代の暗い経験。
姫川警部補の美しき国仲涼子ちゃん
亡きあとも強く優しく、これからもずっと、姫川玲子を支え続けるキーパーソン。
可憐な少女のころの姫川玲子、岡本あずさちゃん
姫川の『今』を構築する要素として、おそらく今後も登場するであろう二人。

そして、姫川および姫川班の苦い経験、殉職の大塚真二(桐谷健太くん)
矢鱈に可愛らしい弟分ぶり、大放出
視聴率対策か、次回オファーへ向けてのプレッシャーなのかと勘繰る勢いで長々と二次使用
番組表にもクレジットされたことで、やや前者を疑ってみる。
やっこさんたら、そんなに数字(視聴率)、稼ぐのか?

姫川班、新加入の若人たち。
濃くて年齢層も高い俳優陣の中で、上手に馴染む。
小出恵介くんのややカタブツな若手刑事は、目つきも鋭く回転早く。
丸山隆平くんは末っ子の役割で、いじられ役にまわるのか。

鑑識課の田中要次さんも、度々お出ましを期待
科捜研で新登場の中林大樹くんには、菊田にド突かれて嬉しがる大塚のマゾっ子路線をコッソリ引き継いでもらいたい。

逮捕場面で姫川が犯人に切った啖呵の中身がやや時代劇調で気にはなったが、全編において捨ててしまいたい場面なし。
集中して劇を楽しめるテレビドラマは楽しい。

この1クール、期待大

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朝起きたら雨。
よし、雪とちゃうぞ。
首都圏の交通は雪に弱いからな。
思とったら。
出掛ける頃になって、雪、降っとるやないかい!
おぉい。
電車おくれるやんけ。
傘、引っ掴んで表に出たら。
霙。
なんや、七面倒な雲行きやで。
足下にご注意。

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安定してるな、「ストロベリーナイト」
まだ2話目やけどね。
『安定感』は気体やから。漂っとる。
安定のニオイがするな。

スペシャル版からシリーズ2話まで、演出家が同じやったかな。
そういうのんも、安定の要因ではある。

こら、視聴率も安定するんちゃう?

ギャラだけでナンボかかんねん? みたいなキャスト無駄でない
細部に抜け目のない演出芝居がいい。
登場する架空の物品のつくりもいい。

シリーズ化するために、スペシャル版に比べると『いかめしさ』は薄く、少々笑いのエッセンスは増えている。
だが、それは劇中の何をも邪魔などしていない。
厳めしい、グロテスク、では3ヵ月も鑑賞に堪えない。
だから、これでよい。

そして、劇の軸『ブレ』がない
それはそれは一貫して。
単発であったスペシャル版から、劇の軸持続している。

なぜ『ブレ』がない?

ブレないわけの、ヒントはいずこ?

それはコレ。
昨年中に、全話がクランクアップ済み

つまり。

撮影時間に余裕があった?
いや、そうは言えない。
メインキャストは、そもそも忙しい俳優さんがほとんど。

時間があるから、編集に凝れる?
それは、ある。

脚本をじっくり詰める時間があった?
そうとも言えるが、単に時間をかければ良いとは限らない。

面白くなる理由としては、むろん、上記は全て該当。
しかしながら、『ブレない』理由としては妥当とも思えない。

なんだよ。
『ブレない』理由

それは、これだ。

数字(視聴率)に踊らされない。

視聴率振り回されないので、脚本の無駄な手入れをしない
視聴率左右されないので、設定の途中変更をしない

当たり前であってもらいたこと。
しかしながら、昨今の制作事情では容易ならざること

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