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確信犯『桐谷劇場』、さっそく緞帳上がりましたな。
「Wの悲劇」1話。
刑事役、いうて「あら、瀧河サン再び?」と期待をお寄せのご婦人がた、残念でしたな。
小汚いオッサン出てきたで。
なんで年齢設定、31歳に下げたんやろね。
当初の34歳のまんまでええやないかいな、弓坂刑事(桐谷健太くん)。
髭やから、設定年齢より遥かに貫禄あるし。
登場シーンはすっぴんでっしゃろ。
メイクしてないほうが、顔がクドイ。
当節流行中の『濃い』顔系俳優さんの特徴やね。
とりあえず無精ひげ。
裾に座りジワがよったコート。シャキッとしてへんワイシャツの襟。
そんないでたちのクセしてからに。
コーヒーに砂糖ちょっと入れて味見しぃの。砂糖足しぃの。丁寧にかき混ぜぇの。
自分のベストの甘さ、一発でわからんのんかいな。
アンタ、細かいな。
訪ねていった被疑者の勤め先、いうか舞台になるショーパブな。
準備中で洗って置いてあるグラス! そう、そのグラス!
一個ずつ丁寧に水を切って、水切り用にタオル敷いてあるトレンチに伏せていく弓坂刑事(桐谷健太くん)。
アンタ、誰も手伝うて、言うてまへんで。
被疑者のアパートに出向くと、今度は見ず知らずの住民の置いてるビニール傘見て。
あぁ、もう! 顔顰めてキチンと巻いといたげるし。
アンタ、お母ちゃんかいな。
この一連の几帳面描写は、誰が考えたん?
暗いドラマの暗い場面で、なんや、笑ろたらいかんカンジやのにコッソリ笑かす、みたいな芝居。
そんで最大の見せ場は、キスシーン、やなくて。
その後やん。
さつき(武井咲ちゃん)の肩にそっと手を添え耳元で、イヤラシく囁く髭の刑事。
「顔はやめといてやる」
なんやて?
押しつけたロッカーのドア、彼女の腹部の真横に蹴り。
薄ら笑いの弓坂刑事(桐谷健太くん)。
怯むさつき(武井咲ちゃん)。
アカン。アンタ、瞳孔全開やん。
ドSか? サディストなんか?
しかも、ただの暴力やない。
押しつけた身体の真横に膝蹴り。
こらこら、下半身、近いやんけ。
明らかにレイプを連想させて、脅す弓坂刑事。
後で弁護士入ったら、捜査一課が叩かれるで。
そもそも、ええんか? 咲ちゃん、実年齢18歳やで。
捜査一課の前に演出が叩かれへんのんか?
180度引きまわす時は、下手にいる女優の顔(身体のオモテ面)がカメラ側になるように右回り。
そやけど、蹴りを入れるんはカメラ位置の都合で右膝蹴り。
不自然な動きをものともせず、編集おみごと。
おや? これやと弓坂刑事にツっこんでへん。
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武井咲ちゃんと桐谷健太くんのキスシーンで釣りに出たと思とった「Wの悲劇」。
まぁ、フレンチやけどね。
注目の『目ヂカラ対決』も、いきなり1話に持って来たんや。
そんなん、出し惜しみせんでよかったん?
睨みあうふたり。
けっこうな勢いで火花が散っとるで、コレ。
いやいや、見応えあるわ、この対決。
さつき(武井咲ちゃん)がハッタと睨むのに対し、弓坂刑事(桐谷健太くん)がジロリ、見下ろしてみせて。
咲ちゃん、このおっちゃん、怖いな。
いや、アンタもなかなかやけど。
コワイで、アンタら。
しかしやな、目ヂカラやろ?
なんか、さっきも目ヂカラ関係、きとったで。
そうやん。冒頭の、おばあさまこと、ホンマは伯母さまの野際陽子さんやん。
電話で摩子(武井咲ちゃん)と話す淑枝さん(若村麻由美さん)を険しく見つめてはる、あの目ヂカラ!
おばあさま、目ヂカラありまんな。
流石は血縁(設定)でんな。
あ、血ィ繋がってへんかったわ。
ややこしな、このウチ。
ちょっとこれ、三つ巴の目ヂカラ争いやで。
なぁなぁ、三人で絡む芝居はないん?
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近頃、どんどん中居正広さんの役者濃度が上がっている気がする。
そろそろアイドルグループで集団行動する年代でもなくなってきているから、よいことなのだろう。
そろそろ40の坂が来るころだろう?
テレビドラマ「ATARU」は『サヴァン症候群』を題材にしたデリケートな作品だが、1話から、いきなりコメディで飛ばし始めた。
北村一輝さんが、大阪人丸出し。
栗山千明ちゃんが、まさかの英語オンチ設定。
千原兄やんがレギュラー出演で、大阪のオッサン大放出。
嶋田久作さんには、今後、カタブツの可笑しさを期待。
しかも、難しい主人公を演じる中居正広さんが、そこそこコメディタッチ。
このひとは多くのバラエティ番組を主軸にしながらも、けっこう上手いんだと、時折思う。
コメディなのかよ、と。
そりゃあ、そうだろう。
この題材を真面目一辺倒で描き切ることは、困難だ。
たとえ、同ドラマに『医事監修』なる職位が存在するにしても。
サヴァン症候群のひとびとの見ている世界は、ほんとうは彼らにしかわからない。
あらわれる特徴も個人差が大きく、『健常者』に分類される者には想像すらつかない。
正しい映像化という意味では、不可能なのだ。
先ごろから良くない方向の話題として取り沙汰されている『てんかん』にせよ、無知による憶測(妄想と云ってもよい)が引き起こす差別とネガティブキャンペーンは良識の敵だ。
様々な角度で民度が問われる。
先般、異常な高視聴率を獲得した某ドラマのような、人の暗部をくすぐるヒットの仕方は勘弁だ。
この冒険的題材のコメディに、教育的価値を見出せる展開を視聴者として願う。
笑い物に貶められないバランスが肝要だ。
サヴァン症候群のひとびとがポジティブな印象で認知されるような結末になってくれるのなら、これは日曜の夜に家族で観るには良い番組か。
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Ataru 1 角川文庫 / 百瀬しのぶ 【文庫】 |