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4月クールのテレビドラマの視聴率低迷について、さっそくネガティブキャンペーンが拡散の模様。
今期の低視聴率の犯人と次々に役者を論うのだから、本日6/15現在の記事になった以上、事前準備の周到さは一目瞭然。
この手のネガティブ記事も毎期末の定期発信化が定着の今、もう、編成期の特番並みの恒例行事になったようだ。
出演者の立場に立って考えりゃ、仕事しない訳にいかんので黙して聞き流すほかはない。
そもそも完全デジタル放送化移行済みの今期、旧態然とした計測方法の視聴率など、あてにはならない。
旧計測方法で得るゴールデンタイムの数値から割り出せるのは、平日の宵の口にテレビを観て過ごせる、しかも家庭内においてチャンネル権を持つ限られた人々の嗜好傾向だけだ。
実際、会社員である筆者はテレビ番組をデジタル録画で鑑賞しているため、リアルタイムに自らチャンネルを選ぶことなど滅多にない。
デジタル放送はリアルタイムで録画率まで計測できる構造のはずだから、本当の数字(視聴率)を公にすることに不都合がないのなら、早々に分析方法を更新してしまえばよいのだ。
1クール52話の時代、視聴率低迷によって43話で打ち切りを余儀なくされたあのファーストガンダム(「機動戦士ガンダム」)は、その後30余年を過ごした現在も枯れることなく関連企業を養い、提携事業を肥やし、さらに精神論の主柱として壮年期の生活をさえ支え続けているではないか。
誰か、富野由悠季監督をおだてて実写映画撮らせてくれよ。
あのオイチャン、恋愛モノなんて、かなり上手いと思うぞ。
脱線した。
そもそもテレビドラマをつまらなくしている元凶が、役者にあるわけはない。
1話目でおもしろかった役者の芝居が回を追う毎につまらなくなって最終回に至るなんてこと、説明できる輩が何処にいる。
番組内容を構成するのは、役者の仕事ではない。
あまりにも衆愚を恃んだ扇動に、一般社会が同調することはお勧めしない。
誰に頼まれて云うわけでもないが(重ねて言うが当ブログは無償提供)、テレビ放送が盛り上がらないのは役者のせいではないから、ファンのみなさん、迷わず変わらず彼ら(彼女ら)を愛しつづけてあげてくれ。
で、なんだって一文にもならんのに、代わってお願い?
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【送料無料】2000年代テレビはデジタル化で変わる |
7話、8話(最終回)と、最後はやっぱり忙しい「Wの悲劇」。
日高賢一(阪田マサノブさん)いきなりナイフのターン。
綺羅々(福田沙紀ちゃん)オーディションの映像流してる場面は、弓坂(桐谷健太くん)の台詞がクロストークでかまへんのちゃうん? のターン。
一条春生(松下由樹さん)、居てもたってもおられず押し掛けるのターン。
和辻家大モメで誰を拾えばええねん? のターン。
淑枝サン(若村麻由美さん)、やっと娘たちの選手交代に気付くのターン。
道彦サン(中村俊介さん)ついにイカレるのターン。
おじいさま(寺田農さん)復活したけど殺されるためだったのターン。
中里刑事(津川雅彦さん)は最終回、なんかインパクト弱かったやん、のターン。
弓坂刑事(桐谷健太くん)刺され損、というか、つまるところ瀧河と同様、腹筋チタン製かなんかで切り傷の摩子(武井咲ちゃん)より治りが早いやんけ! のターン。
それより、病衣、似合わなすぎるから浴衣にしたほうがエエで、のターン。
摩子(武井咲ちゃん)は母にひと芝居打てるくらい倉沢さつき(武井咲ちゃん)情報量が増えたということは、弓坂刑事(桐谷健太くん)と『あの晩』じっくり語り明かしたようなのに、なんだかんだで最後まで操を守る筋金入り箱入り娘のターン。
さつき(武井咲ちゃん)、アンタはまた売春したらアカンからバイト代値上げしてもらいや! のターン。
摩子(武井咲ちゃん)を送り届けて終了、の弓坂刑事(桐谷健太くん)。
その前に、さつき(武井咲ちゃん)と摩子(武井咲ちゃん)の別れ。
弓坂刑事(桐谷健太くん)と摩子(武井咲ちゃん)は、仲良く一緒にさつき(武井咲ちゃん)をお見送り? のターン。
とにかく、刑事役にキャスティングの際は、桐谷健太くんの痛めつけられる場面が『お約束』に決定です、はい。
弓坂クン(桐谷健太くん)、柔道二段、空手初段、剣道師範(警察官デスので)の腕なら痛い思いしなくとも摩子(武井咲ちゃん)を守れたんじゃないのか、キミ。
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Wの悲劇 長編推理小説 光文社文庫 新装版 / 夏樹静子 【文庫】 |
妻夫木聡くんが壊れている。
それはそれは愉快な壊れっぷり。
臭くなった絆創膏のニオイのような映画。
何を言う?
公式キャッチコピー『純愛エンターテインメント』もバッサリと。
否定。
「三池サン、どうしちゃったの?」とか。
おいおい。
主演!
つか、三池崇史監督、ココロ広すぎ。
芸人並みに、席を蹴ってツッコミリアクションまで出たとか、出なかったとか。
映画「愛と誠」。
いずれの報道でも、豪快に暴言を吐く妻夫木聡くん。
ここまでテンション高い子だったっけ?
そんなにゼロ号試写、盛り上がったのか。
楽しかったのか。
それは、この映画、必ず押さえておかねばな。
武井咲ちゃん。
「三池監督には好きなようにやらせてもらった」とか何とか。
それは気のせい、水の精。
術中にハマったな。
自由に考えさせるという距離感で、役柄を深く構築させ、話合わせ。
演技者間の意思の疎通も呼吸も、みんな自主的に深く強く繋がる。
それは役者だけの輪の中にあらず。
スタッフも皆、いつの間にか三池崇史の掌の上で踊っている。
出来ることは全てやって当たり前。
映像に、どのように映るのか、映像でどのように伝わるかが全て。
誠のような嘘。嘘のような誠。
いつの間にか全力を絞り出させる、三池魔術。
あんな優しそうな笑顔で。
鬼だ。
とりあえず、映画「愛と誠」。
レイトショーの座席、予約かな。
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