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大杉隼平写真展 みんなの空 想い繋がれ...「日常と非日常 1年経って思い出したあの日」。
東京展は予定の期日で終了とのこと。
もう一回くらい行って、保存用にあとひとつパズルを買えばよかったと、後悔先に立たず。
予定が合わず、同伴できなかった家人にも話して聞かせたが、そういうことなら行ければよかったとの反応。
少しだけ心が温かい。
前述のログと丸かぶりするが、忘れられない言葉がある。
ふとした無意識的な語りかけの中にこぼれるそれは、心の深みから沸き上がる言葉。
写真家である大杉隼平さんがその写真展で、写真を前に一番にかけてくれた言葉。
「(写真を)見て」ではなく、写真と一緒に展示されている東日本大震災被災者の方々から集まった、彼らの心の声を「読んであげてください」だった。
大手マスメディアはせっかく現地を取材しても、報道に都合の良い部分だけを切り取って行ってしまうのだ、と。
被災地の、その地に居るひとびとの生の声をタイプして起こし、写真と共に展示しているのだ、と。
どうか、「読んであげてください」。
展示された写真は大杉隼平さんが商用に公開中の写真とは違い、どれも美しくは、ない。
汚れ、壊れ、行くあてもなくわだかまる、その日その時まで活き活きと活動していたであろう、生活の残骸。
思わず手を伸ばし、せめて、そのこびりついた泥を払ってあげたくなる、暮らしの中にあった筈のすべて。
たとえその泥を払うことが出来ても二度と暮らしは戻らない、目に見えぬ毒に侵され、静まり返った部屋。
間もなく神戸展が始まる。
大杉隼平写真展 みんなの空 想い繋がれ...「日常と非日常 -1年経って思い出したあの日-」
5/25(金)-5/27(日)
神戸で開催
詳細告知はところどころで行われる模様。
大杉隼平さん公式ブログ: http://shumpeiohsugi.com/blog/
Leaves Work オフィシャルブログ:http://homeplaces.exblog.jp/
告知と募金活動プラットフォーム: http://camp-fire.jp/projects/view/245
「シネマトゥデイ」報道記事: http://www.cinematoday.jp/page/N0041696
お父さんの大杉漣さん(素敵な俳優さんでいらっしゃることは衆知の事実なので割愛)の名前を使った「シネマトゥデイ」告知記事見出しを見たときには、熱意の程が如何ばかりかは量りかねた。
しかし、その肉声を聞けば、プロダクションで宣材をまわしている人とは思えない、ある意味『普通の』青年、大杉隼平氏。
落ち着いた物腰で、被災地の現状と置かれている現実とその熱意を切々と語る。
人々が、寄付疲れしてしまったことも、また現実。
しかし、記憶の彼方に置き去りにするには、あまりにも甚大な被害。
パズルひとつ、箸置きひとつ。
小さい金額でも、気持ちはひとつ。
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コツコツいきましょう。
継続は力なり、なんてなご都合主義の格言も要らん。
あの東日本大震災から既に一年以上が経過し、あたかも一昔前の出来事のように、瞬く間に消えてゆく話題。
災害支援という、根気と時間と資金と、そして愛の必要な行動が一時の流行に変容する地に足の着かない時代。
リアルがバーチャルに刷り変わるような、めまいを伴う違和感を覚えるこの時代。
子どもたちの深刻な内部被爆を伝える報道は影も薄く表舞台に登ることなく、災害遺児たちや、今もなお肩身の狭いまま暮らす避難民の声は雑音に掻き消され、他の天災の被災者に至っては話題にすらならない。
今こそ忘却の海に沈まぬよう、行動する若い世代に光あれ。
前に話題にした『福島県産の米を年配者が消費しよう』、言うて呼び掛けてはるオッチャンがめちゃめちゃオトコマエやった。
こちらの若者は、自身は写真家やのに「大手メディアが切り落としてしまう被災者の生の声を『ぜひ読んであげてください』」言うて、写真展のギャラリーに声をかけてまわる。
僕が撮ってきた写真を見てください、ではなくて「ぜひ読んであげてください」。
若い力は希望や。
お父さんが俳優の大杉漣さんやから「シネマトゥデイ」で取り上げられてたんやけど、こういうことなら、親の七光りでもなんでもええやんね。
写真展「みんなの空 想い繋がれ...」ログ: http://shumpeiohsugi.com/blog/?eid=143
告知お願いログ: http://shumpeiohsugi.com/blog/?eid=144
「シネマトゥデイ」報道記事: http://www.cinematoday.jp/page/N0041696
大杉隼平写真展
2012年4月30(月)-5月6日(日) 12:00-22:00
LITHIUM HOMME (店舗内にギャラリーをOPEN)
東京都渋谷区神宮前6-16-18 サンドー原宿ビル2F
Tel:03-3499-8873
入場料: 500円(学割300円)
収益から寄付金を捻出とのこと
まだ今日、明日、2日あるで。
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ドラマ「ATARU」を観ていて思い出す。
遭ったことがある。
いうか、思い当たる人がいてはる。
数年前のことで生活も変わって同じ電車に乗らんようになったんで、今はどうしてはるんかわからんけど、ATARUちゃんみたいなひとが確かにいてはった。
間違いなく発達障害をかかえてはるけど、ひとりで公共交通機関を利用できる類のひと。
通勤、あるいは通学で乗ってはるらしき時刻の電車に、筆者がよく乗り合わせとった。
たいへん電車を愛してはるひとやった。
それはそれは、見事なもんで。
車掌さんのアナウンスを完璧に再現、いうか、本物より先に言わはることがあるくらい。
駅の助役さんのアナウンスまで挿入しはる。
もちろん、ちゃんと路線情報に一致してる。
アナウンスを再現してはると、彼には車内の『健常者』からは露骨な失笑、白眼が注がれる。 しかし、感情を露わにすることのない『彼』は、どう感じてるのんか解らん。
どう思われてるか、を『健常者』と同じ感覚で知ってはるんかどうかは解らんけど、まぁ、ホンマは気分のええもんと違うやろ。
なぁ、電車マニアの子どもが同じことしとったら、白い目で見るか?
駅ごとに確実に車内アナウンスを行い、助役さんのアナウンスも入り、終点まで乗車。
さらに見事やったで。
終点駅では、通常、車掌さんが最後尾から車内を歩いて、降り遅れた乗客の追い出しとか忘れ物の点検をしながら先頭車両から退出するねんけど。
もう、そのひと完璧!
なんかお決まりの追い出し文言があるんやけど、これは当然、完全再現。
閉まってる日除け(シェード)も全部開けて行きはる。
しかも手際がいい。ちゃっちゃと開けて行きはる。
後をつけたら失礼やから、忘れ物をみつけはったかどうかまでは知らんけど。
見事や。感心してる目の前を。
本物の車掌さんが通って行く。
苦笑いと白眼とともに。
いや、あのひと、アンタの仕事してくれてはんねやん。
完璧な助っ人やん。
車掌さん、車内を通るだけで終いやん。
なんで蔑む?
わかってるがな。
なんや、紛失とか不備でもあったら迷惑する、いうねやろ?
わかってるがな。
せやけど、なんやろう? この切ない気持は。
そやかて、あのひと、ただ働きやで。
あないに完璧やったのに。
学者やないんで判別は出来んけど、サヴァン症候群とか、それに類するタイプのひとやったんと違うやろかと思うこのごろ。
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